▼2009年3月7日(土)
Billboard Live Tokyo 2nd stage / 21:00 start
Lord Finesse a.k.a Robert Hall, Jr. with Big Daddy Kane a.k.a Antonio M. Hardyによるライブを観に、ビルボードライブ東京へ向かった。
高校時代、Tupac Shakur (Bishop), Omar Epps (Q)主演の映画「Juice」を観てDJを志すようになり、このサントラはどれも捨て曲なしのアルバムでかなりヘビロテだった。
5曲目に入っている「Big Daddy Kane - 'Nuff Respect」は特に好きな曲で、トップバッターであるBig Daddy Kaneがイエロー/オフホワイトのスーツ姿で登場し、初っ端からこの高速ラップ。バンド編成によるライヴがスタートした。
もうこれで完璧にロックされちゃって・・・
それからは、「Set It Off」や「RAW」「Aint No Half Steppin」「Smooth Operator」など等往年の名曲を披露してくれた。
ヒップホップ界随一の伊達男を生で観れるとは思ってなかったから、終始テンション上がりっぱなしw
最後の「Warm It Up Kane」では得意のダンスも披露してくれて、アラフォーとは思えないキレで会場もヒートアップ。欲を言うと、1バースでもいいから「Very Special」が聞きたかった。
これでライブ終了じゃなく、贅沢にもファンキーマンがこの後に控えてる。
カジュアルシートから兄が居たメンバーズシートと入れ替わって、後半戦は正面の特等席でフィネスを観ることができた。
ケインとはまた違ったライブ構成で、 "Funky Technician" から「Funky Technician 」や「Bad Mutha」、"The Awakening "からは「Soul Plan」などを披露。
ライブ途中のMCでプロデューサーでもあり、ラッパーでもあってDJであることを観客に告げると、DJ Boogie Blind、DJ Srazと一緒に3人でジャグリングを始め、巧みな2枚使いに歓声が沸いた。
その後は「Crooklyn Dodgers - Crooklyn」や印象的だった「Big L - Put It On」。
右手の親指・人差し指でLを作り、会場全員で他界したBig Lに対して追悼の意を込め、コール&レスポンス。フックをみんなで合唱。
最後は、ステージから降りてきて観客一人ひとりと握手しながら、これまた好きな「Hip 2 Da Game」を真横で熱唱。
ステージに戻り、歌い終わると観客からの拍手がしばらく鳴り止まず、感極まったのか言葉にならない様子のフィネスに自分は強い感銘を受けた。
この日、レジェンド達のライブを間近で観て体感し、改めてヒップホップが大好きな自分を再確認。同時に兄から受けた影響は多大なもので間違いのないリアルなヒップホップであり、自分にとって過去最高のヒップホップショーであった。
今回、初来日したBig Daddy Kaneを招いてくれたであろうLord Finesseに感謝したい!
■Link
・Billboard Live Tokyo | Lord Finesse LIVE BAND with very special guest Big Daddy Kane