2008年第1回の勝者は、Jazzy Sportから出場のBudamunkyが初代MPC GOLDFINGERの座に輝きました。本当におめでとうございます。
あの緊張感の中で、バトル直前に手渡されたサンプルソースを15分間(決勝は20分)で組み込んでいくのは至難の業で、それぞれのMPC奏者は、いとも簡単にやり遂げてしまうのは圧巻でした。
サンプルしてパッドにアサインしてからシーケンスに組み込んでプレイする奏者や、リアルタイムにパッドを叩いていく奏者、前者+後者を組み合わせてパフォーマンスする奏者などさまざまで、どのバトルも甲乙つけがたいものでした。
Budamunkyに関して言えるのは、どのバトルでも元ネタを感じさせない独自のカラーで表現していて、必要最低限でシンプルかつ、黒い音を上手くアピールしていたと思います。
会場後ろのスペースには、MPC歴代名機が展示してあり、AKAIの方々から直接レクチャーしてもらえたりもできました。
このバトルを通して、MPCシリーズが無限の可能性を示してくれたのと同時に、サンプリングミュージックにおける音楽のあり方を改めて感じることができたと思います。
それと、進行や審査方法などに異論を唱えることもありましたが、色々な課題が浮き彫りになったことは次回に繋がるもので、こういった声を生かしていってくれれば幸いです。
実はこの日はダースレイダーの誕生日でした。あまりゆっくり話せなかったけど、おめでとう!またイベント遊びに行きます。